2006年06月26日

怖面白い絵本

もじゃもじゃペーター ハインリッヒ・ホフマン∥作  ISBN4-593-52119-X
★★★★★

職場の人に薦められて読んだ絵本です。

教訓絵本とでもいうのでしょうか、こういうの。

指をしゃぶっちゃった男の子は、仕立て屋さんに親指ちょん切られちゃったり。
言いつけを破って火遊びしちゃった女の子は、燃えて灰になっちゃって残ったのは靴だけ。

この燃えた女の子の燃えっぷりは半端じゃないです。炎炎

挿絵がとにかく怖かったです~
((((;゚Д゚))))  

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2006年06月14日

100日で100万人

「ジェノサイドの丘(上・下)―ルワンダ虐殺の隠された真実」
 フィリップ・ゴーレイヴィッチ
  WAVE出版

 ISBN4-87290-158-4(上) ISBN4-87290-159-2(下)
★★★☆☆

ジェノサイドの丘〈上〉―ルワンダ虐殺の隠された真実
ジェノサイドの丘〈下〉―ルワンダ虐殺の隠された真実

1994年、
アフリカの真ん中で
100万人が殺された。

だが、世界の人々は、
少しも気にしなかった。


「ホテル・ルワンダ」という映画をご存知でしょうか?
最近まで桜坂劇場で上映されていたので、知っている方も多いのではないでしょうか。

私は、今年の初めごろにこの映画のことを知りました。
米国で上映されて話題を呼んだこの映画を、ぜひ日本で上映してほしいという運動がネット上で起きていました。
あらすじをざっと見て、「シンドラー」または「杉原千畝」のルワンダ版ぐらいにしか思っていませんでした。

桜坂劇場で公開されることになって、これはぜひ見に行こうと思っていたのですが、時間がとれずに結局見逃してしまいました・・・。(ノД`)

なら、せめて本だけでもと思い、同じくネットで紹介されていたこの本を手に取った次第。

感想はね。・・・・とてもじゃないですけど、書けません。
ジェノサイド(民族抹殺)という行為が許されることではないというのは、わかりやすい話です。
でも、実際にルワンダで起きてしまったこと、歴史的背景、それに対する国際社会の在り方等々、何もかもが複雑に絡み合って、誰が悪いと簡単に言えないように思います。

私にはとてもしんどい本でした。こうして紹介するにも重くてしょうがない。
事実を知ったからといって、私が劇的に何ができるわけでもありませんが、事実を知っておくというだけでも良かったのでしょうか。

積極的にはお勧めしませんが、「ホテル・ルワンダ」の背景をもっと知りたい!という方には、ぜひ読んでほしい本でした。  

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2006年05月22日

世界で一番短い恋愛小説

家には未読の本が積まれているというのに、今日もまた本を持ち帰ってきました。
だって、面白そうなんだもーん。

その中から一冊をご紹介。

***
「あなたはそこに」 谷川 俊太郎 ISBN4-8387-1463-7
★★★★★★

谷川俊太郎の24行の詩に、『天国の本屋』の田中渉のイラストからなる本です。

「世界で一番短い恋愛小説」と帯に書いているとおり、5分で読めますがこの淡く美しい本は私の心には一生残ると思います。

ラストの2行の切なく、そして力強い文に驚かされ。
何度も何度も読み返して、「ほんとうに出会った者に別れはこない」というフレーズが心に沁みていきます。
「別れる」ということは、会えなくなるということではなく想わなくなるということなのかもしれません。

私が感想を書くと非常に野暮ったい感じがするのですが、とてもとても素敵な作品です。

素敵な作品に出会えた嬉しさで、思わず星6つ☆
  

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2006年05月18日

「バトルロワイヤル」老人版

「銀齢の果て」 筒井 康隆 (著) ISBN4-10-314528-5
★★★☆☆

「うわー、こんな内容いいのか?タラ~」と思いながら読んでました。

70歳以上の国民に殺し合いをさせるシルバー・バトル「老人相互処刑制度」。
政策のもと、選ばれた地区内の老人が殺し合いをするのですが、高齢ゆえに銃器がうまく扱えなかったり、ナイフを使っても力が足りなくて致命傷に至らないとか。ほんのちょっぴりエロかったりするけど、やっぱり高齢者なのですよ。入れ歯はずしたりとかね。
ブラックユーモアとナンセンス一杯の作品です。

以前に話題になった「バトルロワイヤル」のご老人版といった感じですが、それよりも残虐な描写もなく、個々の葛藤もそれほど見られず。どうなの、この作品~~ガ-ン

アマゾンのレビューでは「氏の作品にしては物足りない」というような意見が多かったかな。
筒井康隆氏の作品を読むのはこれが初めてなので、コメントしにくいなー。
オススメはしないし、私好みの作品でないことは確かです。でも、何にも考えずに娯楽作品を読みたいという方になら勧める1冊です。  

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2006年05月05日

バカボンのパパはなぜ天才なのか?

「バカボンのパパはなぜ天才なのか?」 齋藤 孝(著) ISBN4-09-379724-2
★★☆☆☆

バカボンのパパはなぜ天才なのか?
「天才はバカボン」はバカボンではなくパパの方が天才なの?
でも、本当の天才はハジメちゃんだよね?

というようなツッコミは置いといて。

齋藤孝氏の本は分かり易く、素直に読めるので好きですよ。
そしてこの本はどうでしょう。
書名に惹かれて読んだんですが。がーー・・・。
面白いです、はい。と言っておくか一応。

内容はというと。たとえば「なぜ、バカボンのパパはなぜ天才なのか?」という問いに、パパの言い切り力こそが天才たる所以とか、「ゴルゴ13はなぜ超一流なのか?」には最終目標を見据えた段取力があるからだというようなことを、いろんな漫画を通して分析しています。

知っている漫画も多いし、うんうんと頷きながら読みましたが、妙にテンションが高い気がするのですよ。読み終わって疲れちゃった・・・。ガ-ン

あとがきで、齋藤さんは「これは私のベスト本なのだ!!」と言い切っているのですが、何だか素直に「面白い」と言えなかったYO。
ということで、私の独断と偏見ですが星二つ。  

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2006年04月12日

ダレン・シャン

「ダレン・シャン―奇怪なサーカス」 ダレン シャン(著) ISBN: 4092903014
★★★★★
ダレン・シャン―奇怪なサーカス
そんな危険をおかすのは、世界一の大まぬけだけだ。
そんな大まぬけが、この世にいるのか? 
残念ながら、いる。このぼく、ダレン・シャンだ!
(本文より) 

「ハリーポッター」を3巻で挫折してしまい(あまりのフィーバーぶりに、ひいた。)、ダレン・シャンもこれまで、なんとなく手をつけずにいたのですが。

今日、なにげに読んでみて後悔しました。

もっと早く読んでれば良かったーーー!!(゚Д゚;)

面白い!すごく面白い!!
前半は居眠りしながら読んでたのですが、後半は途中でやめることができずに一気に読みましたよ。興奮冷めやらぬまま、ブログに書いています。
とてもスピード感があってぐいぐい読ませます。ときどき、ダレンや他の登場人物の少し抜けたところにくすっと笑ったり。

ひょんなことから、もしくは運命のめぐり合わせか。
最後のダレンの決意と行動に、いじらしくて辛くて泣かされます。

その後のダレンとクレプスリー、そしてスティーブとの友情は!?
うわー、気になる~~(*´□`)

読後感が、とある漫画を思い出させるのですが、それを言ってしまうと結末がばれてしまいそうなので内緒。  

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2006年04月10日

岡山女

「岡山女」 岩井 志麻子(著) ISBN: 4043596030
★★★★☆
岡山女
「死霊より怖いのは生霊。それをも凌ぐのは生きた人間」

   惨劇が秋雨の宵だったためか、
   雨が降り始めると傷はさらに痛んだ。
   そうして雨は別の痛みも呼び覚ました。
   タミエはその様々な幻のうちに、
   明日起こる事柄やとうに死んだものたちの姿をも
   映し出せるようになっていったのだ・・・・・・(文中より)


デビュー作の「ぼっけえ、きょうてえ」がすごく印象に残っていたので読んでみました。
失った左目と引き換えに「視える」ようになった霊媒師タミエが見てしまう「もの」、そこに訪れる人々の情念や狂気が次第に見えてくるシーンに、背中をぞくぞくさせながら読んでました。

こういう作風好きなんですよ。後ろを向くのが怖くなるような、禍々しくひっそりと静かに怖い。
日本のホラーが怖いのは、生きた人間の情念を感じるからなのでしょう。

岡山つながりで、金田一耕助が無性に読みたくなりました。  

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2005年11月16日

柔らかな頭と心

昨日の宣言どおり、今朝は財布にある小銭を貯金箱に入れて出勤しました。そして、帰り道はコンビニ前を無事通過し、出費はゼロ。うはー、やればできるよ!
というわけで、今日は勝ち組気分パンチ!のはなです、こんばんは。

今日は、今読んでる本の話。

松永和紀 『食卓の安全学-「食品報道」のウソを見破る』
食品や環境については、体に良い、悪いといわれるたびに右往左往しがちですが、「本当にそうなのかな」と疑問に思うことがたびたびあって、そんなときにこの本を見つけました。

一時期騒がれた、中国産冷凍ホウレンソウの残留農薬問題で、本当に危なかったのは日本では認められていない農薬を使用していたエダマメだったとか、無農薬は農薬より危険な防腐剤、防虫剤、消毒剤などが使用されていることもあるとか、さらにBSE、環境ホルモン問題など、流れている情報を漠然と聞いているだけでは分からないことがいろいろと指摘されています。

そのほかにも科学記事の作られ方、見極め方、情報収集の仕方など、農芸化学専門家と新聞記者の経験からいろいろと書かれています。そして、一般の人々が情報を得る際に必要なのは「柔らかな頭と心」これだけなんだそうです。あふれる情報に惑わされることのないよう、頭と心は柔らかくしたいと思います。その方が絶対お得だよね。騙されて高いものうっかり買わされることもないし。(大事なのはここ)

読み終えて本当に目からうろこが落ちたと言う感じでした。興味をもたれた方は是非一読を。

9日目・・・対コンビニ戦は白星。
貯金 ¥0  借金¥1、000、004


食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る
食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る
松永和紀(著) ISBN4-259-54677-5 家の光協会  

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